畳叩き(たたみたたき)

分 類日本伝承
名 称 畳叩き(たたみたたき)【日本語】
畳狸(たたみたぬき)【日本語】
煤掃(すすはき)【日本語】
容 姿音だけの妖怪。正体はタヌキ。
特 徴夜、畳を叩くような音が遠くで聞こえる。
出 典

どこからともなく畳を叩く音が……!?

畳叩き(たたみたたき)は、夜中に畳を叩くような音が聞こえる怪現象。

高知県高知市の小八木家の屋敷には榎(えのき)があり、そこに古狸が棲んでいて、夜になると畳を叩くような音を立てたという。この音は屋敷や近隣には聞こえず、2、3町(約218~327メートル)離れた場所でよく聞こえたという。

畳狸(たたみたぬき)という別名も日野巌・日野綏彦の『日本妖怪変化語彙』に載ってはいるが、他の文献には現れないので、もしかしたら畳叩き(たたみたたき)を誤読したものかもしれない。

畳叩きと似たような妖怪!?

畳を叩くような音を立てる似たような存在として、和歌山県や山口県、広島県などにはバタバタという妖怪がいる。水木しげるは畳叩きを紹介するページで類似のバタバタも紹介している。特に広島のバタバタは、その音の正体が石の精であり、小人のような姿だとされることもあって、水木しげるはこの記述に基づいてバタバタの絵を描いたのだと思われるが、畳叩きのページに掲載されているために、畳叩きの絵だと誤認されている。

《参考文献》

Last update: 2025/08/31

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