タンカラボガス
| 分 類 | イギリス伝承(イングランド) |
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Tankerabogus(タンカラボガス)【英語】 Tantarabobus(タンタラボバス)【英語】 | |
| 容 姿 | 毛むくじゃらの巨大な影のような怪物。 |
| 特 徴 | 戸棚から出てきて子供をさらう。 |
| 出 典 | - |
戸棚から出てきて子供をさらう毛むくじゃら!?
タンカラボガスはイギリス伝承に登場するナーサリー・ボギー(子供部屋のボギー、あるいはしつけ妖怪)の一種である。イングランド南西部のコーンウォール州やデヴォン州、サマセット州などで知られる。地方によってはタンタラボバスとも呼ばれるようだ。
名前のtankera-はガタゴトと音を立てるときの擬音語、あるいは人を騙したり悪さをしたりするときの擬態語的な言葉で、bogusは《お化け》を意味するbogie(ボギー)の方言である。従って「ガタゴトと音を立てるお化け」、あるいは「悪さをするお化け」という意味になる。
毛むくじゃらで巨大な黒い影のような怪物とされることが多い。子供をさらう長い爪や暗闇で光る大きな目が語られることもある。夜更かしする子供などに「早く寝ないとタンカラボガスが戸棚から出てきて連れ去っちゃうぞ!」などと言い聞かせる脅し文句として用いられた。エリザベス・メアリー・ライトは「泣き止まないなら、タンタラボバスに来てもらって、地獄の底に連れて行ってもらうわよ」という表現を紹介している。また、ルース・タングは採集したサマセット州の伝承では、袋を持っていて、子供を袋に詰めて連れ去ってしまうようだ。
《参考文献》
- 『妖精事典』(編著:キャサリン・ブリッグズ,訳:平野敬一/井村君江/三宅忠明/吉田新一,冨山房,1992年)
- 『妖精 Who's Who』(著:キャサリン・ブリッグズ,訳:井村君江,ちくま文庫,1996年)
Last update: 2026/10/12
