太上道君(タイシャン・ダオジュン、たいじょうどうくん)

分 類中国伝承道教
名 称 太上道君 〔tàishàng dàojūn〕(タイシャン・ダオジュン)【中国語】
太上道君(たいじょうどうくん、だじょうどうくん)【日本語】
靈寶天尊(灵宝天尊) 〔língbǎo tiānzūn〕(リンバオ・ティエンズン)【中国語】
霊宝天尊(れいほうてんそん)【日本語】
容 姿髭をはやした男性神。
特 徴「道(タオ)」を神格化した神。
出 典

この世に2番目に出現した老子のお師匠さま!?

太上道君(タイシャン・ダオジュン、たいじょうどうくん)は道教の神。「道(タオ)」を神格化した神で、「太元(万物の発生)」を神格化した元始天尊、「老子」を神格化した道徳天尊(太上老君)と一緒になって「三清」と呼ばれる。別名、霊宝天尊(リンバオ・ティエンズン、れいほうてんそん)、あるいは上清天尊。太上道君は、元始天尊に次いで2番目に宇宙に出現したとされる。

元々、道教の最高神は「老子」を神格化した太上老君だったが、5世紀には老子が説く「道(タオ)」そのものを神格化した太上道君が加わった。その後、6世紀に元始天尊が加わって、「三清」となった。一説には、太上道君は元始天尊の弟子であり、老子の師とされる。太上道君は非常に概念的な存在で、神話的なエピソードも持たない。

《参考文献》

Last update: 2021/07/04

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