ノーム
分 類 | 近代文学(オズ・シリーズ) |
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Nome(ノーム)【英語】 | |
容 姿 | 丸い体型の小人。岩と同じ色をしている。 |
特 徴 | ノーム王が治める地下の洞窟に暮らす。 |
出 典 | ライマン・フランク・ボーム『オズのオズマ姫』(1907年)、『オズのエメラルドの都』(1910年)ほか |
ノーム王の命令でトンネルを掘ってオズの国の侵略を画策!?
ノームはライマン・フランク・ボームのオズ・シリーズの3作目『オズの魔法使い』や6作目『オズのエメラルドの都』に登場する小人族。ヨーロッパ伝承の土の精霊ノーム(gnome)に着想を得ているが、スペルはノーム(nome)である。オズの国の隣国であるエヴの国の北側に王国を築いていて、地下に洞窟を掘って集団で暮らし、ノーム王によって統治されている。地下に眠る宝石や鉱物を守護している。背が低く、丸い体型をしている。身体の色は岩と同じで、まるで岩のようにゴツゴツしている。彼らは岩に貼りつくことができる。卵が大の苦手で、ノームにとっては卵は毒で、浴びるとしおれてしまう。
『オズのエメラルドの都』では、ノーム王・赤のロクワットに命じられて、オズの国に向かってトンネルを掘り進め、キテレツ族、ガリゴリ族、マボロシ族とともに、オズの国を侵略しようとしたが、オズマ姫の策略で失敗した。
《参考文献》
- 『オズの魔法使いシリーズ 3 完訳 オズのオズマ姫』(著:ライマン・フランク・ボーム,訳:ないとうふみこ,復刊ドットコム,2011年)
- 『オズの魔法使いシリーズ 6 完訳 オズのエメラルドの都』(著:ライマン・フランク・ボーム,訳:ないとううふみこ,復刊ドットコム,2012年)
Last update: 2021/04/11