フオルン
分 類 | 現代ファンタジー |
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huorn(フオルン)(中つ国の言語) | |
容 姿 | 動く木々。 |
特 徴 | 根を足に森の中を歩き、枝で敵を攻撃する。 |
出 典 | トルキーン『指輪物語』(1954-1955年)ほか |
エントの仲間、フオルン!?
フオルンはトルキーンの『指輪物語』(1954-1955年)に登場する動く木々の一族である。『指輪物語』には樹木にそっくりの巨人族のエントが登場するが、これは人間やドワーフ、エルフたちが木々を伐採することに対抗して、神々が樹木を守護するために生み出した一族である。やがて、エントたちが森の中で過ごすうちに、エントたちは樹木に似てきて、樹木はエントたちに似てきたという。こうして生まれたのがフオルンだと言われている。
フオルンたちは普段は他の樹木と同様に動かないでじっと立っているが、森を荒らそうとするなど、怒らせると気性が荒く、枝を振り回して暴れ回る。ホビットのフロド・バギンズ一行が古森を通り抜けようとした際、「柳じじい」は古森全体に魔法をかけて、フロドたちを森の中で迷わせ、殺そうとした。柳じじいなどはフオルンの一種なのかもしれない。
サルマンと戦い、オークどもを撃破!?
エントの長老である木のひげ(ツリービアード)は、サルマンが悪に転じたことを知ると、エントの寄合を開催し、対応を協議した。3日間の長い協議の末、エントたちは森の破壊を食い止めるためにサルマンと戦うことを決める。木のひげはエント族とフオルン族を率いてアイゼンガルドに侵攻した。この戦いでフオルン族はオークたちを全滅させるなど大活躍している。
《参考文献》
Last update: 2023/08/20