ヘーベー

分 類ギリシア・ローマ神話
名 称 Ἥβηhēbē〕(ヘーベー)《若さ、青春》【古代ギリシア語】
容 姿黄金の冠をいただき、黄金の沓をはいた若い女神。
特 徴若さを司る女神。給仕係として神々に神酒と神餐を提供する。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

ヘーベーはギリシア・ローマ神話の青春の女神で、若さを司る。ゼウスヘーラーの娘で、若く美しい姿をした女神である。ヘーシオドスは『神統記(テオゴニアー)』の中で、黄金の冠をいただき、黄金の沓をはいていると説明している。ヘーベーはオリュムポスの宴において給仕係を務め、神々の若さを保つための不死の霊薬ネクタール(神酒)とアムブロシアー(神餐)を提供する。そのため、しばしば酒杯と水差しを持った姿で描かれる。英雄ヘーラクレースが死後、神々の仲間入りをしたときには、ヘーベーを妻にしたとされ、ヘーラクレースを若返らせた。

《参考文献》

Last update: 2022/04/16

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