オプシン(業神)

分 類朝鮮伝承
名 称 업신eob-sin〕(オプシン)《業神》【朝鮮語】
容 姿アオダイショウ、イタチ、あるいはヒキガエルの姿。
特 徴家宅神の1柱。縁側や蔵に住む福の神。
出 典『大監打令(テガムタリョン)』ほか

家に居つく福の神はアオダイショウ!?

オプシン(業神)は朝鮮半島に伝わる福の神である。家宅神(カテクシン)の1柱と考えられていて、財産や富、蔵などを司っていて、縁側などにこの神が座れば、家が裕福になると信じられた。蔵の奥の暗いところに居つくとも言われる。オプシンが家に居ついてくれる状態は「オプが満ちる(업이 차다)」などと言う。

オプシンが縁側に座っていても、決して誰かにそのことを話してはいけないとされた。オプシンは非常に気紛れでデリケートな神とされ、一度、機嫌を損ねたり家から逃げ出したりすると、その家は急速に没落すると恐れられた。家にオプシンがいることを口にしてしまうと、オプシンは機嫌を損ねて別の場所に去ってしまうのである。

その姿はアオダイショウ(구렁이、クレイイ)やヒキガエル(두꺼비、トゥッコビ)、イタチ(족제비、チョクチェビ)など、さまざまな獣の姿で想像されている。古い伝承では一般的にアオダイショウの姿で信仰されることが多い。家の中にアオダイショウなどがいても、傷つけたり追い払ったりしてはいけないと信じられた。害獣のネズミを食べるアオダイショウやイタチが信仰されたものと考えられる。

なお、現代のウェブトゥーンやゲームなどでは、マスコット的にヒキガエルの姿で描かれることが好まれる傾向にある。

《参考文献》

  • 『한국 요괴 도감』(著:고성배,위즈덤하우스,2019年)(韓国語)

Last update: 2026/09/21

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