古のもの(エルダー・シング)

分 類クトゥルフ神話
名 称 elder thing(エルダー・シング)《古のもの》【英語】
old one(オールド・ワン)《古のもの》【英語】
容 姿樽状の身体に五芒星型の頭部。
特 徴10億年前に宇宙から南極に飛来し、地球を支配。その後衰退して地下に眠る。
出 典ラヴクラフト『狂気の山脈にて』(1936年)ほか

古のもののイラスト

地下に眠る地球の旧支配者!?

エルダー・シングはクトゥルフ神話に登場する怪物。オールド・ワンとも呼ばれる。日本語では「古のもの」と訳される。10億年ほど前に宇宙から南極に飛来し、地球の支配者になった。クトゥルフ神話の世界観では、地球生物はこの「古のもの」が創造した存在である。体長は8フィート(2.4メートル)ほどで、胞子によって繁殖する植物のような存在である。樽のような身体に球根状の首の先に五芒星型の頭部を持つ。それぞれの先端には短い管が伸び、その先の膨らみの部分には目がついている。また、五芒星型の頭の中央からは長い管が伸び、先端には口がついていて、鋭い歯が並ぶ。樽状の胴体の下には五芒星型の擬足を持つ。5本の膜状の翼、5本のウミユリ状の触手を持つ。植物でありながら、生物を捕食することを好む。

自らが作り出したショゴスを奴隷にしていたが、次第に知性をつけたショゴスの反乱に遭う。また、ジュラ紀の頃に別の地球外生命体であるミ=ゴが地球に来襲し、地球の覇権を争った。結果的に、古きものたちは衰退し、現在、その多くは地下深くで眠っているという。

《参考文献》

Last update: 2023/08/20

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