ドレイク

分 類ヨーロッパ伝承
名 称 Drake(ドレイク)《竜》【古英語】
容 姿4本足の竜。
特 徴ドラゴンの古英語。近年は下級のドラゴン、あるいは翼のない4本足の竜を指す。
出 典

若干、小型のドラゴンをドレイクと呼ぶ!?

ドレイクはヨーロッパ伝承の竜。ドラゴンの古英語。ドラゴンもドレイクも、どちらも語源は古代ギリシア語のδράκων(ドラコーン)、あるいはラテン語のdracō(ドラコー)に由来する。dragon(ドラゴン)は古フランス語、drake(ドレイク)は古英語で、ドレイクはどちらかと言えばイギリスの系列になるため、しばしば、ウェールズの赤い竜と結び付けられることが多いが、本質的にはドラゴンもドレイクも同じものである。

テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」などの近代のファンタジー系の創作では、ドラゴンに比べて下級の小型のドラゴンの位置付けでドレイクが用いられることが多い。

なお、近年、ファンタジー分野では、ドラゴンを形態別に整理する試みがとられている。歴史的な言葉の使い方としては例外も多く、矛盾もあって、一概に正しく整理されているわけではないが、足も翼もないヘビ型の竜をウュルム(ワーム)、2本足の竜をレンオアム(リントヴルム)、4本足の竜をドレイク、4本足で翼を生やしたものをドラゴン、2本足で翼を生やしたものをワイヴァーン、ヘビ型で翼をはやしたものをアンピプテラと呼んで、一応の整理をしている。

《参考文献》

Last update: 2021/05/29

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