2024年8月17日 「ギャンブルする人間なんて最低!!」と競馬場で叫ぶ。

最近、YouTubeでいろんなアーティストの音楽を聴く。最近だと、East of EdenとかGacharic Spin、LOVEBITES、NEMOPHILAなど。傾向としてはガールズバンドが多めかもしれない。昔はもう少しアイドルっぽい面子が多かった気もする。

そんな中で、YouTubeのコメント欄を眺めていて感じることがある。それは、ネガティヴなコメントをする人が一定数いるということだ。当然、人間だから好き嫌いはあるだろうし、受け手側には「賛」も「否」もあっていい。でも、「否」をそのまんまアウトプットするかどうかは、品性の問題だと思う。

基本的には、YouTubeの視聴者の多くは、そのアーティストを好んで観に来ている。だから、当然、「賛」の意見を持った人々が多い集まりである。そんな「賛」の集団の中で「否」のコメントを発すれば、当然、たくさんの人々が不快になる。そういう想像力が足りていない。

リアルな世界に置き換えるなら、そうだなあ。たとえば、競馬場に行って、馬を目で追って熱狂する人々に「ギャンブルする人間なんて最低!!」と叫ぶようなものだ。もちろん、そういう主張があってもいいし、ある意味では正しい意見かもしれない。でも、競馬場でそれを叫んだら、それは過激な人か、頭のネジが外れている人だ。少なくとも、そう認識される。でも、オンライン上だと、相手が見えないからなのか、実はこれと同じことをやってしまう。

ファンが「ああ、今回の曲いいね!!」「格好いい!!」と大盛り上がりのど真ん中で、「この曲はダサい」とか「このバンドが嫌い」とか「別のバンドの方が格好いい」とかコメントをする。

どうしても「ギャンブルする人間なんて最低!!」と発言したいなら、それは自分のSNSですればいい。そこはあなたを訪ねてきた人間だけが見る空間だ。少なくとも、職場の同僚に、競馬が趣味の人がいるんだったら、本人の前では口を噤むのが、最低限の大人の慎ましやかさである。