2023年9月22日 文字の発明とともに図書館は成立した!?

紀元前3500年頃のシュメル人の時代、すでに図書館は存在していたらしい。古い図書館として有名なものは、アッシリアの時代の「アッシュルバニパルの図書館」である。当時の首都ニネヴェに建設されたもので、時代としては紀元前7世紀。約30,000点以上の文書が発見されている。『ギルガメシュ叙事詩』、『エヌマ・エリシュ』もこの図書館のコレクションのひとつである。当時は粘土板が主流であり、エジプトのパピルスも保存されていたらしい。

もうひとつ、紀元前3世紀のプトレマイオス朝エジプトのアレクサンドリア図書館が有名で、これはギリシアやローマの文書が多数、保存されていた。9柱の女神ムーサたちに捧げられたらしい。カエサルによって意図せず、焼失してしまったり、衰退したりして、その後、コプト教徒によって破壊されてしまったらしい。残っていたら、いろいろな知識が現代に伝わっただろうな、と思う。

実は、ボクはトルコのエフェスにあったケルスス図書館の遺跡に行ったことがある。ファサード(建築物の正面部分)しか残っていなかったが、それでも、建物の大きさには圧巻されたし、当時の人々が図書館に通って知識を深めていたことが体感できた。現地ガイドの案内では、図書館には地下道があって、そのまま娼婦館に繋がっていたらしい。図書館に勉強に行くと思わせて、娼婦館に通っていた男性も多かったというエピソードを聞いた。全く、今も昔も、人間は低俗である。

今、ボクは2週間に1回、図書館に通っている。これはルーチンだ。息子の読書量を増やそうと思って、いろんな本を借りてきては、読ませている。息子はあっという間に読んでしまうので、ペースとしては、大体、2週間で7~9冊のペースだ。夢水清志郎やズッコケ三人組などの物語もそうだが、昆虫や日本史など、各方面の知識を満足させようと画策している。

図書館の配架というのは、日本図書コードに従っている。00から98まであるが、00は「総記」で、図書館や書籍、出版に関する本である。そんなわけで、最近は00~04を中心に本を借りている。そんなわけで、本日の「日々の雑記」は、ちょっと図書館に寄せて語ってみた次第である。