雪爺(ゆきじじい)
| 分 類 | 日本伝承 |
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雪爺(ゆきじじい)【日本語】 | |
| 容 姿 | 老人の妖怪。 |
| 特 徴 | 雪道で旅人を迷わせたり、驚かせたりする。 |
| 出 典 | - |
雪の日に現れる雪の神!?
雪爺(ゆきじじい)は老人の姿をした日本の妖怪。雪の降った日に山の奥深くに現れて人に声をかけて雪山で迷わせたり、驚かせたりする。雪の神だとも言われる。雪女(ゆきおんな)の仲間とされる。
『日本妖怪図鑑』(リリパットブックス)では、雪の降った夜の次の日の朝に山に出現し、山麓を見下ろしているという。すぐに消えてしまうが、雪爺の出現は雪崩の前触れなのだという。
雪崩の上に乗って山を下る老人!?
鈴木牧之の『北越雪譜』「初編」(1837年)には、「菱山の奇事」という章に、白髪で白衣の老人が幣(ぬさ)を持って雪崩に乗って山を下る描写が載っている。越後国(現、新潟県)の頚城郡松之山にある菱山という山の伝承とされ、この雪崩の流れていく方角で農作物の豊凶が決まるという。雪崩が須川村の方へまっすぐに下る年は豊作で、菖蒲村の方へ斜めに下る年は凶作になる。この伝承では、この妖怪の名称は名言されていないが、これを雪爺として紹介するケースもある。
真ん中に誰かいます。
お笑い芸人の柳原可奈子の公式ブログ「泳ぐジッポとルードボーイ」(ヤプログ!はすでにサービス終了)において、2008年2月9日の「真ん中に誰かいます。」という記事で、彼女は顔みたいに見える雪の写真を載せている。本人はネタのつもりで投稿したようだが、山口敏太郎が「雪爺かもしれない」などと解説して、一時期、話題になっていたようだ。元々は線路の真ん中に積もった雪なので、そんなに大きくはないが、顔みたいに見える部分だけを切り出して紹介するから、何だかそれっぽく見える。でも、さすがにそれは雪爺ではないだろう。
《参考文献》
- 『日本妖怪図鑑』(リリパットブックス)
- 『北越雪譜』「初編」(著:鈴木牧之,1837年)
Last update: 2025/10/13
