西王母(シーワンムー、せいおうぼ)

分 類中国伝承道教
名 称 西王母〔xīwángmǔ〕(シィワァンムゥ)【中国語】
西王母(せいおうぼ)【日本語】
容 姿古くは下半身がトラの女性。次第に美しい女神となった。
特 徴崑崙山において、すべての女仙を支配する。不老不死の霊薬を持つ。
出 典『山海経』(前4~3世紀頃)ほか

あらゆる仙女たちを支配する女神!?

西王母(シーワンムー、せいおうぼ)は中国伝承に登場する仙女、あるいは女神。王母娘娘とも呼ばれる。西方の崑崙山の上にある天界を支配する女神で、女仙を支配する最上位の女神。仙人たちを司る東王公に対応する。

『山海経』(前4~3世紀頃)では、玉山に住んでいて、ヒョウの尾で下半身がトラなど、半人半獣の姿で描かれているが、後代には神仙思想と結びつきながら、美しい女性とされた。不老不死の霊薬を持っていると信じられ、非業の死を避けるために崇拝された。

《参考文献》

Last update: 2020/09/06

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