ヴォルパーティンガー
分 類 | ヨーロッパ伝承(ドイツ伝承) |
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wolpertinger(ヴォルパーティンガー)【ドイツ語】 | |
容 姿 | 頭はウサギ、身体はリス、シカの角とキジの翼、水鳥の後脚、犬歯を持つ合成獣。 |
特 徴 | 19世紀、剥製師たちが観光客に販売していた。 |
出 典 | - |
19世紀の剥製師たちが販売!?
ヴォルパーティンガーはドイツ南部のバイエルン州やバーデンヴュルテンベルク州の高山に棲む合成獣である。一般的にはウサギの頭、リスの身体、シカの角、キジの翼で、しばしば、水鳥の後ろ脚を持ち、あるいはオオカミの牙を生やしているなど、いろいろなものが知られている。19世紀、剥製師たちが騙されやすい観光客に販売するためにヴォルパーティンガーの剥製を販売していたとされる。
ドイツ中部のチューリンゲン州ではラッセルボック(rasselbock)、隣国のオーストリアではラウラクル(raurakl)と呼ばれている。また、スウェーデンのスクヴェイダーは角こそ生えていないが、翼を生やした野ウサギである。
《参考文献》
Last update: 2023/01/21