笑い地蔵(わらいじぞう)
| 分 類 | 日本伝承 |
|---|---|
|
笑い地蔵(わらいじぞう)【日本語】 袈裟懸け地蔵(かさがけじぞう)【日本語】 | |
| 容 姿 | 一つ目入道に化けた地蔵。 |
| 特 徴 | 夜、ゲラゲラと笑って驚かせる。 |
| 出 典 | - |
ゲラゲラ笑うお地蔵さま!?
笑い地蔵(わらいじぞう)は悪戯好きの地蔵。夜になると動き出し、夜道を歩く人間の前でゲラゲラと笑って驚かせる。
遠江国(現在の静岡県西部)の白須賀(東海道の32番目の宿場町である)の潮見坂には、夜道に人を化かす妖怪が出没すると伝えられていた。あるとき、白須賀宿に泊っていた若侍がその話を聞くと「それなら自分が退治してやろう」と夜に出掛けると、六地蔵が立っていて、6体のうちの1体が一つ目入道に化けて、赤い舌を出しながらゲラゲラと笑った。侍が「えいや!」と斬りつけると、入道は悲鳴を上げて消えた。次の日に六地蔵のところに見に行くと、1体の地蔵が袈裟懸けに斬られて倒れていた。化け物の正体は地蔵だったのである。それ以来、この地蔵は「笑い地蔵」とか「袈裟懸け地蔵」などと呼ばれているという。なお、この若侍は後の北条早雲なのだという伝説もある。
《参考文献》
- 『日本妖怪図鑑』(リリパットブックス)
Last update: 2025/10/13
