クオックス
分 類 | 近代文学(オズ・シリーズ) |
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Quox(クオックス)【英語】 | |
容 姿 | ワニのようなドラゴン。23人の人間が乗れるほど大きい。 |
特 徴 | 魔法を無力化するリボンを首に巻いている。 |
出 典 | ライマン・フランク・ボーム『オズのチクタク』(1914年)ほか |
魔法を無力化するリボンを持つドラゴン!?
クオックスはライマン・フランク・ボームのオズ・シリーズの8作目『オズのチクタク』に登場するドラゴン。ノームの王国とは反対側の世界に棲んでいる。美しい空色の身体で、大きな銀の鱗で覆われている。大きな目、鋭い歯を持ち、大きな鼻孔から硫黄の臭いの息を吐く。尻尾の先には電灯がついている。背中に23人の人間たちを乗せて飛ぶことができるほど大きい。ジョン・レア・ニールのイラストでは、ワニのような怪物として描かれ、目玉が突き出したような姿で描かれている。
『オズのチクタク』の主人公であるベッツィ・ボビン一行と出会ったときには、クオックスはすでに3,055歳だったが、ドラゴンの中ではまだまだ若い方で、元祖のドラゴンを侮辱したため、ノーム王を罰する仕事を命じられた。首に魔法のリボンを巻いていて、このリボンに触れると魔力が無力化する。そのため、ノーム王は魔法の使い方を忘却し、ノーム王国から追放された。
《参考文献》
- 『オズの魔法使いシリーズ 8 完訳 オズのチクタク』(著:ライマン・フランク・ボーム,訳:宮坂宏美,復刊ドットコム,2012年)
Last update: 2021/05/29