オロドゥマレ
分 類 | ヨルバ神話 |
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Olódùmarè(オロドゥマレ)《尽きることない創造の源の主》【ヨルバ語】 Ọlọrun(オロルン)《天界の主》【ヨルバ語】 | |
容 姿 | 本来は性別も姿もない霊的な存在。近年は白い服を着た男神として描かれることも。 |
特 徴 | ヨルバ神話の最高神。天界からオリシャ(神)を派遣して命令している。 |
出 典 | - |
ヨルバ族の最高神!?
オロドゥマレは西アフリカのヨルバ族の神話における最高神である。元来、性別はなく、ただ霊的な存在としてのみ存在する。オロドゥマレの語源は《尽きることない創造の源の主》という意味であり、別名でオルロンとも呼ばれている。オルロンは《天界の主》という意味である。その名前が示すとおり、この世界の創造神であり、天界に暮らしている。
オロドゥマレ自身は直接、この世界に関与するのではなく、地上にオリシャ(神)を派遣して、オリシャを通じてこの世界に干渉している。たとえば、大地の創造や人類の創造などの大仕事は、オロドゥマレの命によってオバタラたちオリシャが天界から地上に派遣され、実行している。従って、ヨルバ族はオリシャを通してオロドゥマレを崇拝している。人々が直接的にオロドゥマレを崇拝することはほとんどなく、オロドゥマレのための聖地や寺院、聖職者は存在しない。ただし、オロドゥマレは全知全能であり、この世界に遍在しているとされる。
近年はキリスト教の影響を受けて、ヤハウェと類似する存在として、全知全能の男神として描かれる傾向が強い。
《参考文献》
Last update: 2024/06/04