女媧(ニューワー、じょか)

分 類中国伝承道教
名 称 女媧(女娲)〔nüwa〕(ニュィワァ)【中国語】
女媧(ジョカ)【日本語】
容 姿上半身は人間、下半身はヘビの女神。
特 徴人類創造、婚姻と音楽の女神。
出 典『淮南子』ほか

黄土を捏ねて人類を創造!?

女媧(ニューワー、じょか)は中国神話に登場する人類創造の女神。兄の伏羲と夫婦になり、婚姻制度を定めた。そのため、婚姻の女神とされる。しばしば、上半身は人間で下半身がヘビの姿で、伏羲と対になって描かれる。女媧は泥を捏ねて人類を創造した。黄土をていねいに捏ねてつくったものは貴人となり、その後、数を増やすために縄で泥を跳ねてつくったものが凡人になったという。太古に大洪水が起こったとき、伏羲と女媧はヒョウタンの舟に乗って難を逃れ、人類の始祖になったという伝承が残されている。また、あるとき、天を支える四極の柱が傾き、世界は火災や洪水で破滅的な状態となった。女媧は石を練って天を補修した。この後、女媧は疲れて長い眠りについたとされる。

笙簧(しょうこう)という楽器を発明したことから音楽の女神ともされる。

《参考文献》

Last update: 2022/04/22

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