伏羲(フーシー、ふくぎ)

分 類中国伝承道教
名 称 伏羲〔fúxī〕(フゥシィ)【中国語】
伏羲(フクギ)【日本語】
容 姿上半身は人間、下半身はヘビ。
特 徴八卦と文字、網を発明し、調理、家畜の飼育、漁や猟の方法などを人類に教えた。
出 典『易経』ほか

八卦と文字、網を発明した文化神!?

伏羲(フーシー、ふくぎ)が中国神話に登場する神。三皇五帝の三皇のひとりに名前を挙げられる。伏羲は天地の理を理解して八卦を発明した。また、縄や紐の結び目で記録していた結縄を改めて文字をつくり、蜘蛛の巣を参考に網を発明し、魚釣りを教えた。また、調理、家畜の飼育、漁や猟の方法、武器の作り方なども伏羲が人々に教えたとされる。『易経』の作者も伏羲に仮託されている。

妹の女媧と夫婦になり、婚姻制度を定めた。しばしば、上半身は人間で下半身がヘビの姿で、女媧と対になって描かれる。太古に大洪水が起こったとき、伏羲と女媧はヒョウタンの舟に乗って難を逃れ、人類の始祖になったという伝承が残されている。

《参考文献》

Last update: 2022/04/22

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