ネビロス
分 類 | 魔法書文献 |
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Nebiros(ネビロス)【ラテン語】 | |
容 姿 | 特に記載なし。 |
特 徴 | 地獄で優れた降霊術の使い手。 |
出 典 | 『真正奥義書(グリモリウム・ウェルム)』(18世紀頃)、『大奥義書(グラン・グリモワール)』(18世紀頃)ほか |
地獄の悪霊ナンバーワンのネクロマンサー!?
ネビロスは18世紀頃の『真正奥義書(グリモリウム・ウェルム)』や『大奥義書(グラン・グリモワール)』などの魔法書文献に登場する悪魔。『グリモリウム・ウェルム』では、ネビロスはアスタロトの配下の悪魔の長であり、アスタロト、サルガタナスとともにアメリカに住んでいる。ハエル、セルグラトという悪魔を従え、さらにはその下に8匹の悪霊を従えているという。『グラン・グリモワール』でも、ルシファー、ベルゼビュート、アスタロトに仕える6匹の上級の悪魔の1匹とされ、アイペロス、ナベルス、グラシャラボラスを配下に持つと説明されている。地獄では少将にして総監督官であるとされる。
『グラン・グリモワール』では、彼が望めば、誰にでも悪い心を送り込む能力があり、また「栄光の手」と呼ばれる魔術の道具(死刑になった罪人の腕を切断して死蝋化させたもの)を見つけ出すことができるという。金属、鉱石、薬草や動物の効能を明らかにする。また、地獄の悪霊でもっとも優れた降霊術の使い手としても知られている。あらゆる場所に赴き、地獄の軍勢を監視している。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2021/03/14