ナンガンガトク
分 類 | フィリピン伝承 |
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Nangangatok(ナンガンガトク)【フィリピン諸語】 | |
容 姿 | 姿は見えない。 |
特 徴 | 扉をノックし、扉を開けた家に侵入して不幸を起こす。 |
出 典 | - |
扉をノックして、家に侵入する死神!?
ナンガンガトクはフィリピンのタガログ族の伝承に登場する姿なき不吉な妖怪だ。扉がノックされ、うっかり扉を開くと、誰もいない。不思議に思いながらも扉を閉めたときには、もうナンガンガトクは家の中に入り込んでいて、その家に不幸をもたらす。数日後にその家の誰かが病気になったり、最悪のケースでは死亡したりする。そのため、扉がノックされても、決して不用心にすぐには扉を開けてはいけない。覗き穴から覗いて誰がノックしているかを確認してから扉を開く必要がある。
ちなみに、フィリピンにはクマカトクという類似の妖怪がいる。クマカトクの場合は、黒いローブに身を包んだ3人組の幽霊で、その姿は見える。しかし、扉をノックして、家人に死をもたらすという点ではナンガンガトクの同類である。
《参考文献》
Last update: 2023/11/04