ナホビ
分 類 | 日本神話 |
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神直毘神(カミナホビノカミ)〔記〕、神直日神(カミナホヒノカミ)〔紀〕【日本語】 大直毘神(オホナホビノカミ)〔記〕、大直日神(オホナホヒノカミ)〔紀〕【日本語】 | |
容 姿 | ー |
特 徴 | 禊祓いの神。 |
出 典 | 『古事記』(8世紀頃)、『日本書紀』(8世紀頃)ほか |
穢れを祓う神!?
ナホビは記紀神話に登場する禊祓いの神。イザナキが黄泉の国から帰ってきたときに、その穢れを祓ったときにマガツヒが誕生した。これは死者の穢れを擬人化した災厄の神さまだが、その後、その穢れを直すために二人のナホビ神が誕生したという。
このときに同時に伊豆能売(イヅノメ)も誕生したとされているが、伊豆能売(イヅノメ)についてはよく分からないことが多い。禊祓いを執り行う巫女だと考えられている。
マガツヒとナホビはいわば対の関係にある神で、福岡市の警固神社などでは、マガツヒとナホビを一緒に祀っている。
江戸時代の国学者である平田篤胤(1776年~1843年)は、マガツヒを善神とし、悪を悪だと認識する人間の心を司る神とした。悪に直面したときに憤る心はマガツヒによって喚起され、そしてナホビによってやがて憤りは鎮められるのだと説明している。
《参考文献》
Last update: 2010/09/27