カマカマ

分 類フィリピン伝承
名 称 kama-kama(カマ・カマ)【フィリピン諸語】
容 姿30~60センチメートル程の小人の老人。
特 徴家に棲みつき、悪戯をする。家を幸福にする。
出 典

フィリピン版座敷童子は年老いた小人!?

カマカマはフィリピン伝承のパナイ島アンティーケ州に伝わる小人だ。身長は1~2フィート(約30~60センチメートル)ほどで、家に棲みつく。基本的には家に幸福をもたらすと考えられていて、家主はカマカマを大事にする。その意味では、フィリピン版の座敷童子(ざしきわらし)みたいな存在と言える。

カマカマはフィリピン全土で知られる小人妖精のドゥエンデの一種のようで、西ヴィサヤ地方では、ドゥエンデのような小人妖精をカマカマと呼んでいるようだ。日本の座敷童子はおかっぱの女の子の姿をしているが、カマカマは髭を生やした老人のような姿をしている。

《参考文献》

Last update: 2023/10/07

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