チュギョプクン(竹葉軍)

分 類朝鮮伝承
名 称 죽엽군jug-yeob-gun〕(チュギョプクン)《竹葉軍》【朝鮮語】
容 姿竹の葉を耳に挿した兵士。
特 徴竹の葉が兵士に変身。
出 典一然『三国遺事』(1281年頃)ほか

竹の葉が兵士になって加勢!?

チュギョプクン(竹葉軍)は朝鮮半島の伝承に登場する竹の葉が変身した兵士の軍勢。耳に竹の葉を挿した兵士の姿をしている。竹の葉が兵士に変身して戦争に加わり、その後、再び竹の葉に戻るとされる。

僧侶の一然(イルヨン)が著した『三国遺事(サムグクユサ)』(1281年頃)の第1巻には、新羅(シルラ)の第13代の味鄒(ミチュ)王とチュギョプクン(竹葉軍)にまつわる物語が記録されている。第14代の儒礼(ユリェ)王の時代、伊西国(イソグク)が金城(クムソン)へと攻め込んできたという。新羅側も慌てて軍を出して防戦したが、持ちこたえるので精一杯んだった。ところが、ある日突然、どこからともなく奇妙な兵士たちが現れ、新羅軍を加勢し始めた。兵士たちは皆、一様に耳に竹の葉を挿していたという。この兵士たちは新羅軍と力を合わせて、伊西国を追い払ったという。

伊西と金城の場所

この戦いに勝利した後、謎の兵士たちはあっという間に姿を消してしまった。そして、味鄒王陵の前に竹の葉が高く積み重なっているのを発見して、人々は亡き先代の王が助けてくれたのだと口々に噂したという。この出来事があって、味鄒王陵は「竹現陵(チュギョンヌン)」とも呼ばれるようになったという。

豆から誕生するトゥビョン(豆兵)という妖怪も、このチュギョプクンと同様に、強大な力を持っている。

《参考文献》

  • 『한곡 요괴 도감』(著:고성배,2019年)(韓国語)

Last update: 2026/02/10

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