イッシャ

分　類日本伝承
名　称 イッシャ【日本語】
容　姿蓑と傘を身につけた子供。トウモロコシのような尾を持つ。
特　徴徳之島の妖怪。ケンムンやキジムナーのように仕事を手伝ってくれる。
出　典－

徳之島に伝わるケンムンやキジムナーの仲間！？

イッシャは鹿児島県の奄美群島・徳之島に伝わる妖怪。短い蓑と破れた傘を身につけた子供の姿で、トウモロコシに似た尻尾を持つ。イッシャの真似をして、トウモロコシを尻尾のようにお尻につけて振ると、イッシャが仲間だと思い込む。そうすると、仕事を手伝ってくれる。特に漁を手伝わせるとたくさんの魚が獲れる。しかし、イッシャが魚の片目だけを食べるため、獲れた魚は全て片目になっている。

山から降りてきて、片足だけで飛び跳ねて歩く。人を化かして何日も山の中で迷わせたり、海辺に導いて海水を飲ませるなどの悪戯もする。

奄美大島の妖怪ケンムンや沖縄県のキジムナーに性質が似ている。徳之島ではイッシャと呼んでいるだけで、実はケンムンやキジムナーと同じものなのかもしれない。

《参考文献》

Last update: 2020/04/26

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