フルングニル
分 類 | 北欧神話 |
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Hrungnir(フルングニル)【古ノルド語】 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 | スノッリ『散文のエッダ』(13世紀)ほか |
ソールを苦しめ続ける石頭の巨人!?
フルングニルは北欧神話に登場する巨人。ヨートゥンの一人で、非常に強力だった。石の心臓、石の頭を持っていて、オージンの宮殿ヴァルハラで酒に酔い、神々に暴言を吐いたため、ソール神と決闘することになった。石の盾を持っていたが、ソールの従者の「ソールは地面の下から攻めてくる」という言葉に騙され、盾を地面に敷いてその上に乗っかったため、ソールの槌ミョッルニルで斃された。フルングニルの脚の下敷きになったソールは怪力の息子マグニが脚をどかすまで動けなかったという。また、フルングニルの頭蓋骨の破片はソールの頭に食い込み、ソールを苦しめ、そのたびに雷光が走るのである。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2009/05/10