ごぎゃ泣き(ゴギャナキ)
分 類 | 日本伝承 |
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ごぎゃ泣き(ゴギャナキ)【日本語】 アギャア泣き(オギャアナキ)、ゴンギャ泣き(ゴンギャナキ)【日本語】 | |
容 姿 | 赤ん坊の妖怪。1本足。 |
特 徴 | 夜中に赤ん坊の声で泣く。 |
出 典 | - |
赤ん坊を抱きあげたと思ったら……!?
ごぎゃ泣きは徳島県や高知県に伝わる妖怪。子泣き爺(コナキジジイ)と類似のものとされるが、徳島県美馬郡に伝わるごぎゃ泣きは1本足である。山の中などで「ごぎゃごぎゃ」と泣いて歩き回り、ごぎゃ泣きが泣くと地震が起こるとされた。駄々を捏ねる子供がいると「ごぎゃ泣きが来るぞ!」と脅かした。徳島県祖谷地方では、夜、山道で赤ん坊の泣き声が聞こえるので、その場所に行ってみても、姿がない怪異をごぎゃ泣きと呼んでいる。稀に「負ぶってくれ」と言ってくることもあるが、断らないといけないとされる。高知県高岡郡や幡多郡では、色白の赤子で、泣きながら足にまとわりついてくる。草履を脱ぐと消えるという。
《参考文献》
- 『日本妖怪大事典』(編著:村上健司,画:水木しげる,角川文庫,2015年〔2005年〕)
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/09/02