フォルニョート
分 類 | 北欧神話 |
---|---|
Fornjótr(フォルニョートル)【古ノルド語】 | |
容 姿 | 巨人。 |
特 徴 | 巨人族。風、火、海の巨人を生んだ。 |
出 典 | スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』(13世紀頃)、『詩のエッダ』(13世紀頃)ほか |
風、火、海の巨人を生んだ古い巨人!?
フォルニョートは北欧神話に登場する巨人族(ヨートゥン)の一人で、かつてのフィンランドの王だったとされる。フォルニョートは風を支配するカーリ、火を支配するロギ、海を支配するフレール(エーギルと同じ)の3人の巨人を生んだとされる。フォルニョートの意味は必ずしも明確ではないが、fornが《古い、かつての》であり、njótr《破壊者》、あるいはjǫtunn《巨人》から、「古い巨人」あるいは「かつての破壊者」という意味だと推察されている。
《参考文献》
- 『エッダ ―古代北欧歌謡集』(訳:谷口幸男,新潮社,1973年)
Last update: 2023/03/21