エリーニュス
分 類 | ギリシア神話 |
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Ἐρινύς〔Erīnys〕(エリーニュス)【古代ギリシア語】 複数形:Ἐρινύες〔Erīnyes〕(エリーニュエス)【古代ギリシア語】 | |
容 姿 | 頭髪が蛇、コウモリの翼を持った老婆。 |
特 徴 | 人殺し、特に肉親殺しの罪を追求し、発狂させる。 |
殺人犯を執拗に追いかけて罰する恐ろしい女神!!
エリーニュスはギリシア神話に登場する復讐の女神たち。醜い老婆の姿で、コウモリの翼を持ち、灰色の頭髪がヘビになっている。松明を掲げて、人殺し、特に親族殺しの人間をどこまでも執拗に追いかけ、発狂させるという。一般にアレークトー、ティーシポネー、メガイラの三女神とされた。
オレステースが父の復讐として母親のクリュタイムネーストラーを手にかけたときには、オレステースを執拗に追い続け発狂させた。
クロノスが天空神ウーラノスの生殖器を斬り落としたときに、その溢れる血潮が大地ガイアに降り注いで誕生した。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
- 『ギリシア・ローマ神話辞典』(著:高津春繁,岩波書店,1960年)
Last update: 2019/08/04