大黒天(だいこくてん)

分 類日本神話日本伝承
名 称 大黒天(だいこくてん)【日本語】
महाकालmahākāla〕《偉大なる時》【サンスクリット】
容 姿米俵に乗って長者の姿をした神。打ち出の小槌と福袋を持つ。
特 徴食物や財福を司る福の神。
出 典

「大黒」は「大国」!?

大黒天(だいこくてん)は食物や財福を司る福の神で、七福神の1柱に数えられる。しばしば、福袋と打ち出の小槌を持ち、米俵にまたがって姿で描かれる。米俵が食物、打ち出の小槌が財副を表わしている。元々はヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ神を祀っていたが、「大黒」と「大国」の読みが似ていることから、日本古来のオオクニヌシと習合した。大黒柱と結び付けられ、食物や財福を司る神となった。比叡山延暦寺では、台所を守護するとされる。恵比寿がコトシロヌシと習合したことによって、大黒天と恵比寿は親子とされ、並んで描かれるようになった。

《参考文献》

Last update: 2022/01/22

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