震々(ぶるぶる)

分 類日本伝承
名 称 震々(ぶるぶる)【日本語】
容 姿白く長い髪で、白い着物を着た女の幽霊。震えている。
特 徴人間の首筋にとり憑き、ゾッとされる。
出 典鳥山石燕『今昔画図続百鬼』(1779年)ほか

恐怖でゾッとするのはこの妖怪の仕業!?

震々(ぶるぶる)は日本の妖怪。鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』(1779年)に登場する。

『今昔画図続百鬼』によれば、恐怖を感じたときに身体にゾッと寒気がするのは、この震々が人間の首筋(襟元)にとり憑くからだと説明されている。

別名でぞぞ神とか臆病神とも呼ばれているようだが、ぞぞ神は名前のとおり、恐怖でゾゾッと全身の毛をそそけ立たせる神であり、臆病神は敵を前に臆病な気持ちを引き起こす神なのだと思われる。

要するに、気味の悪いときに背筋がゾクゾクするのは、この妖怪の仕業というわけである。

鳥山石燕が描く震々

ぶるぶる又ぞゞ神とも臆病神ともいふ。人おそるゝ事あれば、身戦栗してぞつとする事あり。これ此神のゑりもとにつきし也。

震々は別名をぞぞ神や臆病神とも言う。 人が何かを恐ろしいと感じたとき、体が震えてゾッとしたりすることがある。 これはこの神が首筋にとり憑いたからである。

(鳥山石燕『今昔画図続百鬼』「明」「震々」より)

鳥山石燕は震々のことを、震えるようなタッチの線で白い着物を着た髪の長い女の幽霊のような姿で描いている。おそらく震えている様子を描いたものだと思われる。髪は白く、足はないようだ。

《参考文献》

Last update: 2026/01/13

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