ベス

分 類エジプト神話
名 称 𓃀𓋴𓄜〔bs〕(ベス)【古代エジプト語】
容 姿植物の葉の冠をかぶり、ライオンの耳とたてがみ、尻尾を持ち、ガニ股で舌を垂らした男性神。
特 徴魔除けの神。特に出産や子供の守護神。娯楽神。
出 典

魔除けの神はベッドに多数、装飾される!?

ベスは、古代エジプト神話の魔除けの神。ライオンの耳とたてがみ、尻尾を持ち、スイレンやナツメヤシの葉の冠をかぶった大きな頭で、ガニ股でだらりと舌を出した独特の姿をしている。古代エジプトにおいて、ほとんどの絵画が人を横向きに描くが、ベスだけは何故か正面を向いて描かれる。ハープやタンバリンなどの楽器を持って踊り、邪気を払うとされ、新王国時代以降、魔除けとして家具(特にベッドなど)の装飾などに用いられた。家庭、特に出産や子供を守護するとされた。

子守の女神タア・ウェレト、音楽の女神フゥト・ヘル(ホトハル)などと結びつけられた。

《参考文献》

Last update: 2020/09/05

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