ボーグル
| 分 類 | イギリス伝承 |
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Bogle（ボーグル）【英語】 | |
| 容 姿 | 不明。さまざまな姿に変身する。 |
| 特 徴 | 罪を犯した人間を恐ろしい目に合わせる妖精。 |
| 出 典 | － |
イングランドの悪戯妖精、罪人を懲らしめる！？
ボーグルはイングランドやスコットランドの伝承に登場する悪戯妖精。ゴブリンの一種とされ、恐ろしい妖精とされているが、その恐ろしさの対象は主に罪を犯した人間に向けられていて、特に人殺しや嘘つき、未亡人や子供を騙した者などには容赦がない。
あるとき、未亡人を騙してロウソクを盗んだ男がいたが、ある夜にボーグルがやってきた。男は鉄砲で撃ったが、次の晩にもやってきて、「骨も肉も血もないから撃っても無駄だ」と言って、男からまつ毛を１本引き抜いて消えた。以降、男の片目はいつも痙攣して、チカチカするようになったという。また、聖書でボーグルを追い払った話もある。
なお、タティー・ボーグル（tattie bogle）と言えば、スコットランドでは《かかし》を意味し、外敵から畑を守ってくれる。
《参考文献》
- 『シリーズ・ファンタジー百科 世界の妖精・妖怪事典』（著：キャロル・ローズ，監訳：松村一男，原書房，2003年〔1996年〕）
- 『妖精事典』（編著：キャサリン･ブリッグズ，訳：平野敬一／井村君江／三宅忠明／吉田新一，冨山房，1992年〔1976年〕）
Last update: 2021/05/29
