小豆はかり(あずきはかり)
| 分 類 | 日本伝承 |
|---|---|
|
小豆はかり(あずきはかり)【日本語】 | |
| 容 姿 | 音だけの妖怪。毛むくじゃらで描かれることも。 |
| 特 徴 | 小豆を撒く音だけが天井から聞こえてくる。 |
| 出 典 | 『怪談老の杖』ほか |
バラバラと小豆の撒く音が聞こえる!?
夜中、眠っていると天井からバラバラと小豆を撒くような音が聞こえてくる。これが小豆はかり(あずきはかり)である。
平秩東作の奇談随筆『怪談老の杖』によると、麻布の武士の屋敷で起こった怪異だという。話を聞いた友人が是非、見てみたいと家に泊りに来た。話のとおり、小豆を撒く音が天井から聞こえてきた。やがて小豆の音は段々と大きくなって、1斗(約18リットル)ほどの小豆をばら撒くような音になった。庭先で飛び石を下駄で走り回るような音を立てたり、手水鉢(ちょうずばち)から水をかけるような音を立てたりもしたので、友人が障子を開けたが、姿はなかったという。
この妖怪は、音を立てるだけで、それ以外に悪さはしないとされている。
水木しげるの描く小豆はかりは毛むくじゃら!?
本来、小豆はかりは音だけの怪異であって、姿は与えられていない。しかし、水木しげるがぎょろっとした目玉で、毛むくじゃら、頭が大きく、口の大きな独特な風貌で小豆はかりを描いていて、現在では、そのような姿の小豆はかりの姿が定着している。
週刊少年マガジンの1986年8月に掲載された『ゲゲゲの鬼太郎』の「小豆連合軍」では、工場廃水で小豆が収穫できなくなって困った小豆洗い、小豆はかり、小豆婆の3匹の妖怪たちが、ねずみ男と手を組んで、人間の顔を畑にして小豆を生産するという物語になっている。
『のんのんばあとオレ』の「小豆はかり」では、小豆はかりは何故、小豆を撒くのかという問いが描かれていて、小豆はかりは「そういう存在なのだ」と答えている。
《参考文献》
Last update: 2025/09/07
