アンギタイ

分 類フィリピン伝承
名 称 Anggitay(アンギタイ)【フィリピン諸語】
容 姿上半身は女性、下半身はウマ、額に1本の角。
特 徴森に棲む精霊。宝石や貴金属に引き寄せられて出没する。
出 典

女性ケンタウロスは宝石が好き!?

アンギタイはフィリピン伝承に登場する妖怪だ。上半身は美しい女性だが、下半身は4脚のウマの姿で、さながらフィリピン版のケンタウロスと言える。また、しばしば額から角が1本生えているとも言われていて、ユニコーンにも似ている。

アンギタイは森に棲んでいて、木の上などから旅人が森を通過するのを眺めている。しかし、宝石の類いが大好きなので、貴金属や宝石などに引き寄せられて出没することがある。しかし、自分の姿が見られたと気づくとあっという間に姿を消してしまう。アンギタイはお天気雨のときにしか出現しないともとも言われている。ティクバランの女性版だとする解釈する人もいる。

ちなみに、フィリピンには本来、ウマは棲んでいないので、どうしてアンギタイが下半身がウマという姿になったのかはよく分からない部分も多い。

《参考文献》

Last update: 2023/11/04

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