アンドゥドゥーノ／パラドゥーノ
| 分 類 | フィリピン伝承 |
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Anduduno（アンドゥドゥーノ）【フィリピン諸語】 Paraduno（パラドゥーノ）【フィリピン諸語】 | |
| 容 姿 | 長い舌を持ったアスワン。 |
| 特 徴 | 病気の人間がいると舌で舐めて死期を早める。 |
| 出 典 | － |
床下や屋根裏で病人の生気を吸う！？
アンドゥドゥーノはフィリピン伝承に登場するアスワンの一種。ビコル地方、特にカタンドゥアネス島に伝わるアスワンで、末期の病気の人間がいると、熟したジャックフルーツのような匂いがするといい、アンドゥドゥーノはその匂いを嗅ぎつけて病人の家にやってくると、床下や屋根裏などに潜み、そこから長い蛇のような舌で病人を舐めて死期を早める。そして、いよいよ病人が亡くなると家に忍び込んで、死体を盗み出して喰らう。死体の代わりにバナナの幹を死体に見せかけて置いていくという。
なお、アンドゥドゥーノは出産中の女性がいると、家の床下に隠れたり、家のベッドの下などに入り込んで、羊水と血液の混じった匂いを嗅いで恍惚とするようだ。そして、隙を見て女性の血を吸う。
なお、ビコル半島のカマリネスではパラドゥーノと呼ばれている。
《参考文献》
- The Aswang Project: A Compendium of Creatures from Philippine Folklore & Mythology（英語）
- Art & Fiction + Philippine Folklore & Mythology: Monsters & other supernatural beings from Filipino folklore & myths（英語）
Last update: 2024/07/22
