2023年4月17日 ダークリッチの背後で流れるガムラン音楽とケチャ

中学校の音楽だったのだろうか。詳細は覚えていない。インドネシアのガムラン音楽とケチャを習った。ガムラン音楽は青銅を並べてバチで叩くので、鉄琴のような感じだが、音階が独特で不思議な雰囲気を持っていたが、一方のケチャは、何十人もの裸の男性が円陣を組んで、「ッチャッチャッチャ」という発声をずらしながら組み合わせて盛り上がっていくもので、当時、映像も音も、衝撃的だった。

そんなガムラン音楽とケチャを習った直後に、スーパーファミコンの「聖剣伝説2」が発売された。全体的には、結構、陽気なノリノリのBGMのゲームだったが、ラスボスの直前、悪の親玉ダークリッチとの戦闘曲が、まさにこのガムラン音楽とケチャをモチーフにしたものだった。明らかに金属を叩いたような音と「ッチャッチャッチャ」という男性の発声が使われていて、学生時代のボクたちのテンションはアゲアゲだった。

最近、民族音楽をよく聞くようになった。世界の神話を調べていると、当然、歴史とか文化も知らなきゃ説明できなくなる。当時の妖怪の絵を描こうと思うと、当時の衣装とか道具の詳細も調べることになる。その延長線上で、その当時の食事とか音楽、言葉みたいなものにも好奇心が向かう。

学生時代と違って、社会人なので、結構、自由になるお金がある。だから、民族音楽のAlbumを毎月、2枚くらいダウンロードするようになった。今月はパキスタンのガザルとインドネシアのケチャで、3月はギリシアの舞踏とミャンマーの竪琴とサインワイン、2月はアルゼンチンのタンゴとスペインのギター曲を購入した。

そんなわけで、最近は、ミャンマー伝承をまとめながら、ミャンマーの民族音楽を聴いたり、ギリシア・ローマ神話をまとめながら、ギリシアの舞踏を聴いたり(ギリシアの場合は時代が全然、違うんだけど)して、気分を高めている。

↑↑インドネシアのバリ島の「ケチャ」の様子。結構、中学生のときには衝撃を受けた。