2023年4月5日 ブランディングは大事。

最近、YouTubeを見ていると、取捨選択せずに、何でもかんでも明け透けに動画にしちゃう人が多くて、薄ら寒さを感じる。もちろん、「包み隠さず」「裏表なく」「常に自然体で」みたいなコンセプトでうまく行っている人たちがいて、何でも動画にして公開するのがYouTuber的な生き方だという風潮はある。そういう明け透けさに惹かれる視聴者もいるだろう。

でも、おそらく実態は違う。明け透けにやってうまく行っている人たちは、実は明け透けに何でもかんでもあげているわけではないのだと思う。

プロフェッショナルであれば、外に出す情報は全て精査すべきだ。自分にとってプラスになるか、ブランディングの方向性に合致しているかは常に見定める必要がある。「明け透けにやる」というのが戦略で、そういうブランディングだからいいのだと主張する人もいるかもしれない。でも、そのやり方では、「明け透けにやっている風に情報をうまくコントロールして開示する」という戦略を持っている人には勝てない。明け透けに見えて、実は管理された情報の方が、視聴者の目には綺麗に映るからだ。

そこを履き違えて「私は全部開示しています」というのを真っ正直にやると失敗する。ボクは、そう思っているんだけど、どうだろう。ちゃんと、売れている人たちは、みんな、ブランディングしているのだと思う。