2023年4月3日 ウェブサイトのhtmlタグ打ち

前回の続きで、実はウェブサイト「ファンタジィ事典」は依然としてhtmlタグ打ちである。更新履歴を頻繁に更新するし、相互に項目同士でリンクも貼り合うし、カテゴリーごとに抽出したり、50音順に並び替えたりと、実はものすごく動的な運用になっているにも関わらず、htmlタグ打ちのままである。

その代わりに、すべてのhtmlファイルをExcelで管理していて、Excelマクロで更新履歴の作成、カテゴリー抽出や50音順の並び替えをして、htmlを生成している。要するに、WordPressでPHPが担っている業務を、デスクトップ上のExcelに全部、やってもらっているイメージだ。

具体的にはExcelで項目(たとえば最近だと「フェンリル」)を指定すると、Excel側からEmEditorでfenrir.htmlを開く。そしてhtmlを手書きで作成して保存すると、Excelで最終更新日が記録され、それが更新履歴(history.html)に反映される。Excel側でfenrir.htmlを書き出す。その際に、htmlファイルに最終更新日が挿入される。また、「北欧神話」というExcelの表のチェックを参照して、北欧神話の項目(norse_mythology.html)のリストにフェンリルが追加される。そうやって、すべてのhtmlファイルをExcelで生成してから、サーバにアップロードしている。

そんなことなら、「ファンタジィ事典」こそWordPressにすればいいじゃないか。どこからか、そんな声が聞こえてきそうだ。でも、正直、ボクは他社のプラットフォームを信用していない。定期的にWordPressはヴァージョンを更新していて、それに伴って、プラグインが対応しないとか、テンプレートのデザインが壊れるみたいなことが起こる。そういうこととは無縁でいたい。

「ファンタジィ事典」は圧倒的に情報蓄積型ウェブサイトだ。WordPressで何か不具合が生じたときに、階層やリンクの構造を復元するのは難しい。そんな複雑なシステムを、ボクは他社のプラットフォームに任せられない。誰かがつくったブラックボックスの中に放り込んでおきたくない。だから、自家製の箱庭の中にすべてを収めて、コントロール可能な範囲で活動している。