2021年2月23日 ゲームとしての終わり

夜なべして、SFC『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』をやっている。懐かしいし、改めてよく出来たゲームだな、と感じる。ダンジョンには謎解きの要素もあって、解決できたときの達成感があるし、隠しイベントや隠しアイテムがたくさんあって、やり込み要素もある。そして、アクションRPGなので、ボスとの戦いには、一定の技術を求められる。

何よりも素晴らしいのは、このゲームには終わりがある。ラスボスがいて、倒せばクリアーになって、エンドロールがある。どれだけの時間を投入しても、最後には、エンドロールがあって、「ああ、終わった!」と思って終わりになる。

最近のスマホのゲームは、ひとつのイベントが終わると、新たに次のイベントが始まる。ゲームとしてのゴールが設定されておらず、制作会社は遊び手を囲い込んで、手を変え、品を変え、商品をゲットさせて課金させる。そういうビジネスモデルになってしまっている。こういうのは、どうなのかな、と思う。だらだらと中毒のように続けさせることがよいことだとは思えない。