相柳(シアンリウ、そうりゅう)

分 類中国伝承
名 称 相柳〔xiāngliǔ〕(シアンリウ)【中国語】
相柳(そうりゅう)【日本語】
 ※ 日本では過去には「柳」を「抑」と誤って「そうよく」と読まれたことも
容 姿九つの人間の頭を持つ大蛇。
特 徴毒液を出して大地を汚染させる。禹帝が退治した。
出 典『山海経』(前4~3世紀頃)ほか

大地を汚染さえる大蛇の怪物!?

相柳(シアンリウ、そうりゅう)は中国神話に登場する大蛇の怪物。共工の眷属で、9つの人間の頭を持った大蛇。9つの山を喰らい尽くした結果、相柳が通過した場所は沢や谷になってしまった。また、相柳は猛毒を持っていて、相柳が通った跡には毒のある水が溢れ、どんな生き物も住めなくなってしまったという。禹がこの怪物を退治したが、相柳から流れ出た血によって汚染された土地は穀物が何も育たなくなってしまったという。

《参考文献》

Last update: 2024/07/07

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