ヴィクター・コロンビア・エディソン
分 類 | 近代文学(オズ・シリーズ) |
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Victor Columbia Edison(ヴィクター・コロンビア・エディソン)【英語】 | |
容 姿 | 丸テーブルに載った蓄音機。 |
特 徴 | 命の粉で生を受けて4本足で動き、騒々しい音楽を奏でる。 |
出 典 | ライマン・フランク・ボーム『オズのパッチワーク娘』(1913年)ほか |
騒々しい蓄音機!?
ヴィクター・コロンビア・エディソンはライマン・フランク・ボームのオズ・シリーズの7作目『オズのパッチワーク娘』に登場する蓄音機。かつてはピプト博士が所有していた普通の蓄音機だったが、博士のつくった「命の粉」が誤って降りかかり、命を得た。丸テーブルの4本足を使って動く。大きな音で雑音のような音楽を演奏して博士を悩ませ、家を追い出された。そこで、主人公のオジョの後を追いかけて仲間に加えるように申し出た。最初、クラシック音楽を流したが、レコードが傷だらけで雑音だったので、今度は裏返すとラグライムが流れたが、こちらもひどい雑音で、最終的にはオジョ一行に追い返された。
その名前はアメリカの当時の大手蓄音機メーカー3社の名前を並べたものである。
《参考文献》
- 『オズの魔法使いシリーズ 7 完訳 オズのパッチワーク娘』(著:ライマン・フランク・ボーム,訳:田中亜希子,復刊ドットコム,2012年)
Last update: 2021/05/29