つらら女
分 類 | 日本伝承 |
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つらら女(つらら-おんな)【日本語】 | |
容 姿 | 色白の美しい女性。 |
特 徴 | つららが人間に化けたもの。風呂などで溶ける。 |
出 典 | - |
風呂に入ると溶けます!?
つらら女は日本の妖怪で、東北地方などの昔話に登場する。つららが人間に化けて出るもので、冬の吹雪の日に人家などを訪問する。色白の美しい女性で、招き入れた家人が、寒いだろうなどと思って風呂に入るように勧めても、なかなか入りたがらない。しかし、最終的に家人の勧めで風呂に入るとなかなか出てこない。家人が様子を見に行くと、溶けていなくなってしまうとされる。風呂の天井につららがぶら下がっていたり、湯船に溶け残った氷が浮いていたりするという。
つらら女と人間の結婚譚も知られる。冬につらら女が村を訪れ、男と結婚するが、春になって暖かくなるとどこかに消えてしまう。そして、再び冬になると戻ってくるという。しかし、その間に男は別の女と結婚していたため、怒ってつららになって男を刺し殺したという。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2024/10/31