トンカラトン

分 類都市伝説
名 称 トンカラトン【日本語】
カランコロン【日本語】
容 姿全身に包帯を巻いた男性。日本刀を持ち、自転車に乗る。
特 徴「トンカラトン」と言わないと斬り殺される。あるいはトンカラトンにされる。
出 典

包帯男、自転車に乗って刀を振り回す!?

トンカラトンは都市伝説の妖怪。全身に包帯を巻いて、日本刀を持った姿で、「トントントンカラトン」などと歌いながら自転車に乗って出没する。遭遇すると「トンカラトンと言え!」と言ってくるので、そのとおりにすれば去る。しかし、言わないと刀で斬り殺される。あるいはトンカラトンに斬られると、その後、包帯を巻かれて、同じトンカラトンにされてしまうとも言われる。

森京詞姫『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』(1994年)に「怪人トンカラトン」で登場し、以降、シリーズの中で活躍する。「トンカラトンと言え!」と言われる前に「トンカラトン」と言った場合も切り殺される。また、トンカラトンの集団が現れて、次々に「トンカラトンと言え」と言われて「トンカラトン」と言っていたら、最後のトンカラトンが「俺はトンカラトンと言えとは言わなかった」と言って斬られるパターンもある。

長らく『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』シリーズのオリジナルの妖怪だとされていたが、並木伸一郎の調査により、実際にトンカラトンの伝承が確認された。また、常光徹によって、カランコロンという同様の妖怪も報告されている。こちらは「カランコロンと言え!」と要求してきて、言われたとおりにすると姿を消すという。ただし、日本刀については言及されておらず、言わなかった場合にどうなるのかも伝えられていない。

《参考文献》

Last update: 2024/08/24

サイト内検索