テケテケ

分 類都市伝説日本伝承
名 称 テケテケ【日本語】
容 姿下半身がない。両腕で歩き回る。
特 徴下半身を奪おうとする。
出 典

テケテケのイラスト

腕だけで歩き回る怪物!?

テケテケは、都市伝説などに登場する妖怪。下半身が欠損した姿で、両腕を使って移動する。その際に「テケテケ」と音がするため、テケテケと命名された。

テケテケの誕生には壮絶な物語がある。北国(大抵は北海道が舞台になる)で、女性が電車に轢かれて上半身と下半身が切断された。しかし、あまりの寒さに血管が凍り付いて止血されたため、しばらくの間、苦しみながら周りの人々に助けを求めた。あるいは駅員に抱きついたなどと説明されることもある。

以降、彼女はテケテケになって両腕だけで歩き回る妖怪になったという。学校などで窓枠に肘をついて、窓の外からこちらを見ている。それから、はたと高層階であることに気づくと、窓枠を飛び越えてやってきた姿が下半身のない妖怪で、ものすごい勢いで追いかけてくるという。下半身を奪おうとしているなどと言われる。急に直角に曲がると、テケテケは急に曲がれないため、うまく逃れることができるとされる。いろいろな派生ヴァージョンがあり、テケテケは鎌を持っていて、追いつかれると下半身を切り落とされて、テケテケの仲間にされるというものもある。

イラスト解説

手の平で上半身を支えてペタペタと走るテケテケのイラストも多いが、今回は肘で移動するというのを忠実に再現してみた。女子学生という点も意識して、制服っぽさも残している。本当は寒い冬の北海道なので、厚着にした方がよいのだけれど、厚着になると下半身の切断がブレザー等で隠れてしまう気もして、薄着の仕様になっている。

《参考文献》

Last update: 2023/07/20

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