スパイ

分 類南米伝承
名 称 Supay(スパイ)【スペイン語】
Tío Supay(ティオ・スパイ)《スパイおじさん》【スペイン語】
容 姿2本の角をはやした精霊。黒ひげに大きな目。
特 徴鉱山を守護する。鉱山夫たちは坑道に像を祀り、お供えを捧げる。
出 典

鉱山を守護する鬼!?

スパイはボリビア伝承に登場する鉱山を守護する精霊。その姿は日本の鬼のようで、頭から長い2本の角を生やし、黒ひげに、ぎょろっとした目をしている。背は低い。短気な性格とされる。鉱物資源の権限を握る存在であるが、危険な鉱山労働における安全を守ってくれる。そのため、鉱山夫たちはスパイを敬い、鉱山の坑道の中に像をつくり、日々、煙草や小物などを捧げる。

年に1度の「オルーロのカーニバル」のときには、その祭りに参加するために、地上にやってくるとされる。

《参考文献》

  • 『南米妖怪図鑑』(文:ホセ・サナルディ,画:セーサル・サナルディ,ロクリン社,2019年)

Last update: 2021/10/16

サイト内検索