隙間女(すきまおんな)
分 類 | 都市伝説、日本伝承 |
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隙間女(すき-ま-おんな)【日本語】 | |
容 姿 | 家具と家具の細い隙間に潜む女の妖怪。 |
特 徴 | 常に視線を感じ、あるとき、目が合ってその存在に気が付く。 |
出 典 | - |
細い隙間に隠れている女!?
隙間女(すきまおんな)は日本の都市伝説に出てくる妖怪。部屋の中で、常に誰かの視線を感じるが、どこにも誰もいない。おかしいなあと思っていると、あるとき、家具と家具の細い隙間に隠れている女を発見して目が合う。隙間女と目が合うとどうなるのかは語られないが、異次元や魔界に連れ去ってしまうなどとされる場合もある。
ちなみに、江戸時代の随筆『耳袋』にすでに類似の話があるため、由緒正しい妖怪である。それは「房斎新宅怪談の事」という話で、数寄屋橋に房斎という駄菓子屋が引っ越してきたが、新居の2階の戸が半分しか開かない。無理矢理、押し込んだところ、戸袋の隙間から女が飛び出してきて使用人を襲ったという。
《参考文献》
- 『日本の妖怪&都市伝説事典』(著:ながたみかこ,大泉書店,2011年)
- 『THE 都市伝説』(著:宇佐和通,新紀元社,2004年)
- 『真夜中の都市伝説 壁女』(著:松山ひろし,イラスト:児嶋都,イースト・プレス,2004年)
Last update: 2023/07/03