シュエナベ・ナッ
分 類 | ミャンマー伝承 |
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ရွှေနဘေနတ်(シュエナベ・ナッ)《黄金の縁》【ミャンマー語】 နဂါးမယ်တော်(ナガー・メードゥ)《大蛇の女王》【ミャンマー語】 | |
容 姿 | 黄金の縁のついた緑の服を纏い、頭には大蛇の頭飾りをつけ、睡蓮の上に立った女性。 |
特 徴 | 大蛇(ナーガ)の娘。 |
出 典 | - |
大蛇の娘、マハギリ・ナッの妻になる!?
ミャンマー(ビルマ)は仏教国として知られる一方、今でも根強く土着の精霊信仰が盛んで、さまざまな精霊(ナッ)が信じられている。シュエナベ・ナッは、ミンドン村(現マグウェ管区)の美しい女性で、ナーガ(大蛇)の娘である。恋人に捨てられ、失意のうちに死んで精霊ナッになったと信じられている。
後代になるとポッパ山の主であるマハギリ・ナッの神話に取り込まれ、マハギリ・ナッの妻の座に納まった。シュエナベは、マウン・ティン・デ(後のマハギリ・ナッ)がタガウン王から逃れてジャングルに身を隠していたときに出逢い、彼の妻になったとされる。そして、彼との間に2つの卵を儲け、シンニュ、シンピュという名前の双子の息子を産んだ。こうして、シュエナベ・ナッは双子の息子とともに37柱の精霊ナッの仲間入りを果たした。
シュエナベは《黄金の縁》という意味で、その名のとおり、黄金の縁のついた緑の服を纏い、頭には大蛇の頭飾りをつけ、睡蓮の上に立った女性の姿で描かれるが、女性の頭で、首から下がとぐろを巻いた大蛇の姿で描かれることもある。
《参考文献》
- 『The Thirty-Seven Nats: A Phase of Spirit-Worship prevailing in Burma』(著:Sir Richard Carnac Temple,1906年)
Last update: 2021/09/30