セコ
分 類 | 日本伝承 |
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セコ【日本語】 ※ 勢子(せこ)に由来。 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 | - |
山と川を移動する小さな妖怪!?
セコは山に棲む河童(カッパ)、あるいは山童(ヤマワロ)の仲間。狩猟の際に勢子(せこ)が「ほーい、ほーい」と掛け声を発して獲物を追い出すが、セコはその掛け声をよく真似るため、この名前がついたとされる。
その姿は猫に似た小動物だとか、姿が見えないなどとも言われるが、大抵、背格好が6~7歳の子供の姿で、頭は芥子坊主になっている。『観恵交話』では、1つ目以外は人間にそっくりで、身体に毛はなく、20~30匹ほどで連れ立って歩くという。
セコは山中で山鳴りや倒木の音を立て、山小屋を揺する。しかし、こちら側がちょっかいを出さなければ害はない。
九州地方と島根県隠岐郡に伝わる。セコは天気の変わり目などに、山と川の間を「ヒョーヒョー」とか「ホイホイ」と鳴きながら移動する。このセコの移動する通り道にある家は揺れたり、石を投げられたりする。
《参考文献》
- 『日本妖怪大事典』(編著:村上健司,画:水木しげる,角川文庫,2015年〔2005年〕)
Last update: 2019/11/16