クプクギアク
| 分 類 | 未確認生物(UMA) 、北米伝承 |
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qupqugiaq(クプクギアク)【イヌイット諸語(イヌピアック語)】 kokogiak(ココギアク)【イヌイット諸語(イヌクティトゥット語)】 kukuweaq(ククウェアク)【イヌイット諸語(中央アラスカ・ユピック語)】 | |
| 容 姿 | 10本脚の巨大なシロクマ。頭がでかい。 |
| 特 徴 | 氷の下の海に棲息。氷を突き破って襲ってくる。 |
| 出 典 | - |
10本脚のシロクマの怪物!?
クプクギアクはイヌイット伝承に登場する怪物。シロクマのような姿をしているが、非常に巨大で、頭が大きい。そして、特徴的なのは脚がたくさんあることだ。伝承によって6本だったり、8本だったりもするが、一般的には10本脚とされることが多い。
普段はアザラシのように氷の下に潜って、海中に棲息している。10本の脚がそれぞれ重なるように歩くため、まるで橇(そり)の跡のような2本の平行なラインを残すという。人間の背丈ほどもある厚さの氷でも突き破ることができるほどの怪力の持ち主だとされる。非常に凶暴で、イヌイット族の村を襲うこともあるという。また、仰向けになって脚をバタつかせる。遠くから見ると、大勢の人間が立っているように見える。集落があるのかと勘違いして近づくと、襲い掛かって食べられてしまうと言われている。カラスのような鳴き声だという記録もある。
一方で、脚があまりにも多いため、自分の脚が絡まって転んでしまうこともあるという。氷の割れ目に追い込まれたクプクギアクが、足が絡まって動けなくなって人間に捕らわれたという話も知られる。
1913年にクプクギアクとの遭遇譚が記録されている。アラスカ最北端のポイント・バロー付近を移動していたイヌイットの一行が、氷の下を泳ぐ巨大な何かを感じ、彼らが音を立てた瞬間、分厚い氷を突き破って襲いかかってきた。彼らは犬橇で辛うじて逃げ延びたという。
カナダの人類学者ダイアモンド・ジェネスが西アラスカのイヌイット族から聞き取った話では、クプクギアクは耳と耳の間だけで、人間が両腕を広げたサイズがあったという。
《参考文献》
Last update: 2026/04/11
